今日の東京初体験回想記（その２）

前回までのあらすじはこちら。

るぱんがとった行動とは―。

Vo.とツーショット撮っちゃいました。


マネージャーらしき人にシャッターを切ってもらい、５月の東京ダイナマイト以来の「芸能人とのツーショット」。
もはやただのミーハー。

蝉時雨が大ブレイクするまで大事にとっておきます。



ライヴの余韻に浸りつつ、帰り道のツタヤで情報誌を購入し、居酒屋で独り翌日の作戦会議。

約１時間の会議の結果、秋葉原潜入を決断。

目的はただひとつ。



癒しを求めてメイド体験。




翌朝、１０時過ぎにチェックアウトし、山手線で一路秋葉原へ。

平日の午前中とはいえ、さすが東京、電車はそこそこの乗車率。

とはいえ、昼前に着いた秋葉原周辺は人もまばら。
テレビで見るような溢れるようなオタクたちはおらず。
街中のいたるところに環境問題への取り組みを喚起する“アキハバラ、エコハバラ”ののぼりがたってましたが、どちらかと言えば“アキハバラ、ヒトマバラ”といったところ。

うっすら拍子抜けしつつ、ちょっと興味のあった東京アニメセンターを訪れるべくCROSSFIELDに到着。
エレベーターで４階に上がり、足を一歩踏み入れたその瞬間。

あれ？
受付以外にだーれもいりゃしない。
は、入りづらい…。


思わず恥ずかしくなってしまい、反射的に踵を返してすごすごと立ち去ってしまったるぱん。
自分のヨワッキーさを憂うばかり。

気を取り直してメイド喫茶の集中スポットへ足を運ぶ。情報誌でチェックしてるぱんが目をつけていたのはメイドマッサージ。
るぱんの性格上、メイド喫茶は多分ただ“イラッとして終わり”になりそうなのであえてマッサージをしてくれるお店をチョイス。
お得意の方向音痴を発揮しつつやっと目的地へ到着。
皮肉にも、マッサージしてもらうのにちょうどよい足の疲れ具合。
しかしまたしてもヨワッキーが邪魔をする。


だって、あまりに怪しいんだもん。
ビルの２階にあるそのお店は、外からはカーテンの引かれた窓がいくつか見えるだけで、中の様子なんかこれっぽっちもわかりゃしない。
３、４回にある他のメイドのお店も同様。
そんなほぼ密室に入り込んでしまったら誰に何をされるやら…。

結局、入店をやめてしまった非力なるぱん。


諦めて帰りかけたるぱんの目に飛び込んできた小さな看板。

小さなビルの、２階への階段の前に置かれたそれには、メイドマッサージの明快な料金システムが―。

“これなら大丈夫かも…。”

今から考えたら、何がるぱんをそんなに安心させたのか分かりませんが。

ともかく、意を決したるぱんは狭い階段をいそいそと上り、お店の前のドアで一呼吸。

そして、ドアノブに手をかけた瞬間、事件は起こりました。　（つづく）